好きなドラマに確実に五本指に入るだろうと思われるドラマです。毎回見た後の衝動を裏切らない。
まずは観たことない方へ簡単にあらすじを、、、過酷な運命を背負った少年と少女の悲劇的な愛を描く。11歳の亮司は、初恋の相手・雪穂を買春した父・洋介を殺した。雪穂は亮司をかばい、母・文代が疑われるように仕向ける。亮司と雪穂はお互いのために別れを決意。(引用;ザテレビジョン)
そして、二人は、会うこともなく高校生になるが、18歳になったある日再会し時計が動き始める。時効の日に二人で御日様の下を歩く日を夢見て、自首しない事を決意し、自分たちの犯した罪や真実を知る人に対して、罪に罪を重ねて行き、いつしか後戻りできなくなり、亮司と雪穂は捜査線状他人であるにもかかわらず、関わった人が不幸になって行く。不可解な事件の関連性を追う笹垣刑事。
亮司は自分が罪を背負わせてしまったから雪穂を幸せにしなければと覚悟し、実際に雪穂のために不正カード口座を引き落としたり、雪穂と時効の日にお日様を歩く計画を狂わせようとする者は全て消して行く、もしくは不幸にする。その細かい人間描写が実に細かく演出されていて。引き込まれてしまうんですよね。
まず唐沢雪穂の悪女と言うかその逞しさに圧倒されてしまいます。東野圭吾さんの作品のヒロインは圧倒的美貌と強く逞しい野心を持つ女性が描かられることが多く。まさに白夜行の原作にあるように、虫も殺したことすら無いような美貌…と言う記述。でも実際の行動は真逆でスーッと体が冷えます。
雪穂は亮司を利用したのか。愛していたのか。復讐なのか。と読み取れなく無い…人間ってフクザツ。最後の最後は雪穂は捕まる訳でもなく、咎められる訳でも無い。
美しい顔したままに亮司の言う通り幸せに生きようとするのですが…
亮司の存在は夢であり希望であり太陽だったから、亮司亡き今は作中で生き地獄でこれは罰なのだと述べているんですね。
なるほど…人間って夢や希望があるってこれほど強くするのだと
この2人の絆と過酷な運命を乗り越えようとする姿に涙なしで観れないんですよね。一度も見た事ない方いたら人生損し過ぎていると思います。観てください。
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