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コロナ禍 (2)

緊急事態制限が出され、全国的な自粛要請を国が発動すると言う事態。各国ではロックダウンやもっともっと厳しい法律が発令された。世界中の人達が#と共にstayhome #staylives    と、SNSには芸能人やインフルエンサーがパジャマを着て自粛を訴える投稿がひしめいた。。

私たちの生活は忽然と姿を変えた。そんな中突然の訃報。志村けんさんが憎きコロナで不帰の人に。。ニュースを見た直後、先月の収録でお会いしたばかりでショックすぎて、言葉が出ませんでした。

テレビで観たスーパーヒーローとお仕事ができたことどれほど嬉しかったか、共演することは私にとって、芸能界での一つの夢でした。ここに書き切れないほどの喜びでした。慣れない現場でおろおろする私にふわああと優しい笑顔を振って頂けたこと忘れません。追悼番組も各局で流され、その映像は生き様そのものでした。とても美しく優しくみんなのお父さんを失ってしまった。そんな喪失感を抱きました。

それからと言うもの舞台は延期。家にいることが主になる生活になって行きました。強制的に何か奪われたような感じだったし、外に出ても休業の看板や、テレビには人のいない渋谷のスクランブル交差点、ガランとした新宿駅、電飾のつかないタイムズスクエア。まるで世界中の時間が止まっちゃったみたいに感じました。神様、どうかこれ以上、私達から何かを奪うのをやめてください。何度心の中で呟いたかわからない。

この数年間ものすごく走り続けて来たなって、そしてそれ以上に経済が回り続けたことに気付かずに来ました。だって、生きていくことに恥ずかしいぐらい必死で。社会情勢がぐらついてようやく気づいたことが、皆さんもあると思います。元の生活に戻るとイイね。でもこの出来事は生活も価値も変えてしまったのではないかと。だから、完璧に元には戻らないんだろうなってぼんやり思う。

まだペシミズムの中に世界はいるけれど、それでも光はあって、楽しいことはあって、頑張って光輝いている人たちはいて、この事態になってからはなるべく明るいこと楽しいこと世界が良くなることに目を向ける毎日になり、以前に増して生活は大変だけど楽しく生きています。

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