カメラマンのお仕事で東欧を2週間程右へ左へ。オーストリア、チェコ、クロアチア etc.
ウィーンはずっとずっと行きたかった場所。クリムトの生まれた場所で、エゴンシーレが生まれた場所で。エロティクでグロテスクな絵やアートや音楽がたくさん溢れている場所。憧れの場所をこうして大人になって踏みしめる幸せを感じています。
割とコンサバティブな街で、東京と違うのはまずキャッシュレスやクレジットカードの汎用性が低くて。料理もコンサバティブ。なんか結構アナログだった。
一時は世界征服の勢いもあったハプスブルク家。世界の美術品が集められてエジプト王のマスクや中国の美しい陶磁器がこれでもかと言うくらいに並べられて。たしかに小さい頃からこんな風に沢山の芸術作品に触れていたら沢山のアートが生まれて行くだろうなと…想像に容易かった。
それから、空き時間に、オペラとクラシックのコンサートも観に行ったのですが…凄すぎて。ずっと歌うだけの屈強な喉の持ち主の方がそこかしこにいらっしゃった。来ている方のお洋服や振る舞いが本当に一流で…凄かった。洗練された服や振る舞いってそれだけで武器。だって自分を大切に出来る人は人から無下にされないもの。上品は最大の防御。
とにかく街中でなりふり構わずアートに身を注ぐ人間が沢山いて、食べ物とかキャッシュレス硬貨とか無くても街中の人が感性で生きている人がたくさんいて。目が眩んだ。刺激的な時間で人生が豊かになる時間でした。
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