お誕生日を迎え、また、一つ歳を重ねてしまいました。でもいくつになってもおめでとうの言葉はすごく嬉しいです。
今年はすごく色々な事に挑戦できた一年でした。例えば、食べられなかった物が少しずつ食べられるようになって行く…見えなかった物や触れられなかった事が増えて克服して視野が広がって行くってすごい事だと。小規模的文明開花だと私は思っています。
未知の世界ってこの世には沢山広がっていて、でも大人になるにつれて、取捨選択しつつも少しずつ未知が既知になって行く。そうすると、ときめくみたいな瞬間が減って見える時ってあったりして。
まずは自分の心が煌めく事、歳を重ねても表現し続け、人様の心に触れて頂くためには必要なのだと。人によってはそうした努力の仕方はアプローチは違うとは思うのですが…例えば新しい友達だったり、恋だったり、お芝居だったり、美術館だったり、沢山あるのだと思います。
年齢がコンプレックスだったけど。少子高齢化が進み2人に1人が50代の日本で、歳をとってしまったからと自ら口にする時は甘えであり、誰かを傷つけてしまう言葉だと知りました。素敵になるためには、ただ過ぎゆく儘に生きては行かれないのだと。毎年少しずつ上がって行くハードルに挑み続けなければならない。出来ないのなら写真も芝居も辞める日です。それが私の一つの決意です。
人の痛みを知り、磨き続ける事を辞めず、厚みのある魅力の怪物になって行けたら…と思っています。
宮藤あどね
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